​2016.12.22～12.25　大阪府門真市　東和薬品ラクタブドーム

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２年連続２回目の全日本選手権。

高志郎くんがどうという話ではありませんが、フジテレビが詳細なTESカウンターを導入した試合でした。

高志郎くんのショートは3LzがSOでコンボにならず、ショートでこのミスは痛い！と思ったのですが3Lo+2Tでリカバリ。このシーズンのジュニアの単独ジャンプの課題が3Loだったので、ジュニアカテゴリではルール上認められていない組み合わせで咄嗟にリカバリしてくるクレバーさに3Lzの失敗が帳消しになるくらい興奮しました。

ここで3Tにしたり2Tタノにできたら・・・という伸びしろももちろんあるわけですが、技術的には可能でも試合の最中に誰もができることではありません。頭が働く・身体が動くという才能を見た瞬間でした。※

そしてフリーは高志郎くんの持ちプログラムの中でも傑作といえるロミオとジュリエット。

演技前に実況アナウンサーから紹介されたコメントは『僕なりの愛を見てください』でした。

ノーミスで客席には沢山のスタンディングオベーション！シニア用に追加したコレオも素敵でした✨

このときのロミオとジュリエットは大好きで、この文章を書いている2019年現在も繰り返し見ています。

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※初心者向け解説※

ジュニアのカテゴリには課題のジャンプというものがあり、ジュニアの試合のショートプログラムで単独のジャンプとして実施しなければなりません。このシーズンは課題はループだったため、ジュニアの試合ではループを単独で実施しなければなりませんでした。しかし全日本選手権はシニアの大会であるためループからのコンビネーションジャンプでも認められます。全日本選手権以外は全てジュニアで出場していた高志郎くんが咄嗟にこの判断をできたことはとても機転が利いていたと言えるでしょう。