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島田高志郎選手に出会ったあの日のことと、​ファンサイト作成の動機

こちらのページは以下ブログ投稿より抜粋・加筆訂正を行ったものです

2019年2月27日の投稿

「羽生結弦は捧げていく」より

2019年1月27日の投稿

ファンサイト作成の動機

​​2015年6月12日。羽生結弦選手の新プロ披露を期待して会場に足を運んだドリームオンアイス。当時、遠方まで観戦に出向くことは難しかった私にとって初めて生で高志郎くんの演技を見ることができた機会でした。

初めて高志郎くんの演技を観た時の衝撃。運命のプログラムはチャップリンのモダンタイムスとスマイル。曲調とともに瞬間的に変わる表情とスケーティング。それは激しい曲を激しく、静かな曲を静かにといったレベルではありませんでした。チャップリンに象徴されるコミカルな表情や動きにとどまらず、笑顔の下に隠すしかない哀愁までもを表現できていて、立見席にいた私の心にしっかりと届きました。楽しそうにしている人も、人を笑顔にできる人も、その人なりの課題や悩みや悲しみを抱えて生きている、笑っていてもそれが全てではないけれど悲しいことばかりでもない、そういうことを感じました。当時13歳だったノービスあがりの選手からです。

これが、「島田高志郎にひとめぼれをした瞬間」です。

曲に合わせて動くだの音に合わせて動くだのと観客は簡単に評論しますが、氷上で思い通りのタイミングで思い通りの動きをすることはとても難しいことです。音に合わせてコミカルさと哀愁の表現を両立できるスケーター、それこそが当時の高志郎くんがもつ年齢にそぐわないとさえ感じさせる才能の片鱗でした。

 

ジュニアの試合や演技を観る視点が「〇才でこんなに跳べるなんてすごい」だった当時の私にとって、高志郎くんの演じるチャップリンが「年齢は関係なく、人に伝えたい想いが溢れている」と感じさせたこと、それこそが初めてジュニア選手に本気でハマるきっかけでした。

(そして当時どんな想いで演じていたのか、その演技とご家族の関係などは後に知ることになるのですが、それは演技を観た方それぞれが受け取って欲しいと思います。お勧めは2015年の全日本ジュニア、キスクラでの表情まで含めて。)

 

当時の日記にはこう書いてあります。

「顔の表情の豊かさ、表現への思い切りの良さが凄い。 好きかも…。 」

今や、好きかもどころかすっかり虜です。

表現が凄い、と気になった選手。

表現力には定評がありますと解説され続けてきた選手。

でも今は高難度ジャンプを装備した大人のスケーターになり、様々な形式のショーで想像もしていなかったような役柄で活躍するようになりました。

変わらない魅力もあり、変わる部分もあり、ひとの成長を見させてもらうとはこんなに楽しくて面白くて幸せなことかと、ファン冥利に尽きる想いを毎年新たにしています。

Twitterから来てくださった方はご存知だと思いますが、私は高志郎くんのファンになる以前から他の日本人選手のそこそこ熱心なファンでもあります。ファンになってインターネットで情報を探して・・・というお決まりの行動を取ったわけですが、そこで出会った情報、多くはブログと呼ばれる数々のもの・・・おおよそ選手本人に見られて困らないようなものではない、本人が見たら不快であろう妄想やプライベートに及ぶ噂話や他の選手への悪口で溢れているもの。中には純粋に熱心に応援されている方もいらっしゃるのですが、そういった方に多く出会う前に疲れてしまったのです。

私はただ、自分が興味を持つ以前の軌跡を知りたかっただけなのに。

 

そして、その体験から数年が経った2015年、高志郎くんのチャップリンに出会いました。はじめは同じように高志郎くんを好きな方と細々と情報共有をしていましたが、彼がジュニアで活躍するのを応援していく日々の中でシニア移行が現実的に見えてきて、自分が辿った道を思い出し考えるようになりました。

 

高志郎くんはこれから躍進していってファンが増えていくに違いない。その時に、ファンの色眼鏡がかかった妄想による性格・理想や美化された(ファンの願望を反映した)エピソードは必要ない。実践してきた演技、その佇まい、語った言葉。そういった選手本人の魅力そのものを観た人が自分の価値観で好きを深めてほしい。彼にはその魅力が十分にある、と思ったのです。

 

そんなわけでこちらのサイトを開設するに至りました。

なので、最新情報をどこよりも早くお届けするわけではありません。

知る人ぞ知るプライベートや舞台裏を知らせるわけでもありません。

ただただ、これからどんどん魅力的に成長していく高志郎くんを、いつの段階で好きになった人でも、余分な先入観に惑わされることなく彼の演技、表情、佇まい、言葉に触れる一助になればと思っています。

目も手も行き届かない素人の保管庫ではありますが、ようこそおいでくださいました。

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2024/10/11  az

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